会長挨拶

大分県情報サービス産業協会
加藤会長
皆様におかれましては、ますますご清栄のことと心よりお慶び申し上げます。
平素は当協会の活動に対し、格別のご理解とご高配を賜り、会員各社ならびに関係機関、関連団体の皆様に、この場をお借りして厚く御礼申し上げます。
さて、昨年度を振り返りますと、国際情勢においてはロシア・ウクライナ情勢の長期化や中東情勢の不安定化、地政学リスクの高まりなどにより、世界経済は依然として不透明な状況が続きました。また、サプライチェーンの変化やエネルギー・原材料価格の動向、為替の影響など、企業経営を取り巻く環境は引き続き大きく揺れ動いた一年であったと認識しております。
一方、国内においてはコロナ禍からの社会経済活動の正常化が進み、インバウンド需要の回復や設備投資の持ち直しなど、緩やかな回復基調が見られました。しかしながら、人口減少および少子高齢化の進展に伴う構造的な人材不足は一層深刻化しており、採用環境の厳しさや人件費の上昇は、今後の企業経営における重要な課題となっております。
2026年度の見通しにつきましては、国内消費や観光需要の持続的な回復に加え、企業のデジタル投資の拡大を背景に、経済は引き続き緩やかな回復が期待されております。とりわけITサービス市場においては、DXの深化に加え、データの利活用や異業種間連携による新たな価値創出が加速していくものと見込まれております。地域においても、官民連携を基軸とした共創の取組が広がりつつあり、我々にとって大きなビジネス機会が広がっております。
さらに、生成AIをはじめとする先端技術の進展は、ここ数年で実証段階から実運用フェーズへと急速に移行しており、業務の高度化・効率化のみならず、ビジネスモデルそのものの変革をもたらす存在となっております。このような環境下においては、個社単独の取組だけでなく、組織や企業の枠を超えた連携がますます重要となります。当協会におきましても、生成AIやデータ活用を中心とした取り組みを会員間で共有し、実践知として蓄積・展開することで、地域全体の競争力向上に寄与してまいりたいと考えております。
結びにあたり、社会課題の解決と持続的成長の両立が求められる中、企業における変革は待ったなしの状況にあります。当協会におきましても、情報共有、人材育成、ビジネス連携の更なる強化を図りながら、質の高い活動を通じて地元大分県の発展に貢献してまいる所存でございます。また、その実現に向けては会員のさらなる拡大と、多くの経営者の皆様のご参画・ご理解が不可欠であります。
最後になりますが、会員各位の一層のご支援とご協力をお願い申し上げますとともに、各社の益々のご発展と、皆様方のご健勝を心よりご祈念申し上げ、私の挨拶とさせていただきます。
