会長挨拶

大分県情報サービス産業協会
加藤会長


皆様、改めましてこんにちは。ただいま、会長を仰せつかりました加藤でございます。よろしくお願いいたします。大分県情報サービス産業協会の令和七年度通常総会、そしてこの集まりに皆様方お忙しいところ、多数ご出席いただきまして本当にありがとうございます。

また、平素は当協会に対して、格別のご交配を賜り、関係会社の皆様方、そして貴会員の皆様、各種団体の皆様にこの場を借りて熱く御礼を申し上げます。どうもいつもありがとうございます。

本日はご来賓として、経済産業省の九州経済産業部・地域経済部情報政策課・デジタル経済室 三小田室長様にご出席いただいており後ほどご講演をいただきます。

それから大分県商工労働観光部から佐藤審議監様にもお越しいただきどうもありがとうございます。

顧問の皆様や、報道関係の皆様方にも今日ご出席いただいております。誠にありがとうございます。

さて、今日は先ほど事務局の方から話がありましたけれども、皆さまにお願いしたいことは、会員が少し減ってきているということもあって、皆様方どうぞお知り合いの方にもITにご興味のある企業様方にぜひOISAの活動に参加のお誘いをしていただければと思っております。よろしくお願いいたします。

話は戻りまして、今もうトランプ新政権が出てきて、相互関税とか、そういったことで今、世界中が揺れ動いているというような状況になっております。

また、ロシアによるウクライナ侵攻、これもまたいつになったら終わるのかという見通しも立たず、悲惨な状況が一日でも早く改善されることを祈るばかりです。

また、お隣の韓国ではもう承知の通り大統領が罷免されるといった、非常事態が起きていて、国際的に、どうもその先行きが非常に不透明な不安な状況にこうなってきているというのは、もう皆さんお感じだと思います。

我々、世界の人たちもほとんどの人たちは平和を望む思いを持っていると思うのですが、どうもなかなかそういう思いが向かわないことになっていることに、非常に心配をしているところでございます。

一方では日本の国内で急速に進んでいる人口減少、人手不足、皆さんのところも、それでずいぶん困られていると思います。

また、いよいよ暑い夏がやってまいります。地球沸騰化と呼ばれるこの環境問題も、解決の見通しが立っていない状況です。

また、パンデミック、それからサイバーテロとランサムウェア、それから、AIについても、我々にとって、脅威になるかもしれない。こういったものは今までに経験したことのない、脅威になりつつあるということで、こういったことに対する対策も我々は、取っていかなければならない時代に入っています。

こうした目の前の近々の課題に関して、今取り組んでいかなければ社会全体が健全な形を失って、我々の事業にも大きな影響を及ぼしかねないといった状況になりつつあると思っていますし、我々自身がその社会課題の解決っていうものを、事業としても取り組んでいかなければならない時代に入っていると思っております。

この、課題解決で、大きな役割を期待されているのが、デジタルの力だと思います。DXを推進するということは、ただ便利さを実現するだけではなく、こういった社会課題を解決することに、直結していくと思っています。

今、新たに設定されました、デジタル庁が地方公共団体のシステムの標準化とか、マイナンバーカードの活用や、新しい地方経済、生活環境創生の推進などを今進めております。

経済産業省もDXレポートというのを掲げて、企業のDX、社会のDXを推進しなければないということを、強調されています。

そのためには当然人材も必要ですので、そういった人材育成ということも我々にとっては非常に大事なところになります。

こういった劇的な、また目まぐるしい環境の変化の中で、私たちは常にそういった時代に立ち向かっていかななければなりません。

特に最近はご存知の通り、生成AIといったものが出てきて、これが社会に大きなインパクトを与えることは間違いないし、我々のビジネスの中にも、大きなファクターを占めていく。それに向かってどうするのか。

このOISAの活動の中でも、この生成AIについて皆さんと勉強しながら、それをどう活用していくのかについても、取り組みをさせていただいておりますし、またぜひ皆さんもそういったことに参加して、成功事例を作って皆さんと共有しながら、我々のそれぞれのビジネス、それぞれの企業様にとって、いい方向に皆さんと持っていければなと思っております。

このような時代の中で、OISAには皆様方のように、優れた企業が結集し、各委員会の活動も、先ほど計画の報告もさせていただきましたけれども、とても充実してきていると思っていますし、そんな中で先ほど申し上げた社会につながる様々な事業展開につなげていきたいと考えています。

これは、個々にやるっていうのはなかなか厳しい時代に入っています。皆さんと一緒になって、チームワークをとって取り組んで、競争ともに創造するというスタンスで、課題に取り組んでいきたいなと思っていますし、こういったOISAという中で、皆さんがつながっている関係というのは、素晴らしいことだと考えます。

そういう意味では、実にいい場所だなと思っていますので、ぜひこの活動場としてのこの組織を、大いに使っていただきたいと思っています。

ということで、今まで以上に皆様方とこれからいろんな情報を共有し、技術を学び合い、そして互いの連携を深めていく中で、いろんなビジネス、また活性化をしていきたいと思っています。

産官学金の連携も進めていきたいと思っていますし、社会課題に向けて、解決に向けて、これから各企業の発展とともに、この大分のまた発展と、そこに暮らす人々のウェルビーイングという言葉を最近よく使いますが、これをぜひ実現していきたいというふうに思っています。

そういう意味では、これはお集まりの皆様方の力を合わせていくことが何よりも大事だというふうに考えておりますので、引き続き活動にご参加を積極的にお願いしたいと思います。

本日は演題として、経済産業省のDX推進サイバーセキュリティ政策についてと題して、三小田様にご講演をいただきます。

このサイバーセキュリティとDX推進。この時代の最も重要なテーマになっていると思います。これについて、我々もまた見識を深めて、ぜひまた活動に、ご自社の活動、そして皆様方の企業の活動につなげていっていただければと思っておりますので、ぜひ最後までお聞きいただければと思います。

結びになりますけれども、皆様方、会員各社、そして関係機関関連団体の皆様方のさらなるご発展と、皆様方のご健勝を祈念してご挨拶とさせていただきます。

本日は誠にありがとうございます。

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