会長挨拶

大分県情報サービス産業協会
加藤会長


皆さんこんにちは。

本日は大分県情報サービス産業協会、令和6年度の通常総会に、お忙しい中、多数の方がご出席いただきまして誠にありがとうございます。平素は、当協会に対しまして格別のご高配を賜り、会員各社、関係機関の皆様、関係団体の皆様にこの場を借りて厚く御礼申し上げます。ありがとうございます。

さて、本日はご講演をいただきます、独立法人情報処理推進機構 デジタル人材センター 国家資格・試験部 エキスパート 石田 淳一様をお招きしています。今日はどうぞよろしくお願いいたします。
国家資格といいますと、情報処理試験はここにいらっしゃる方も昔から多くの方が受験し、資格もたくさん持たれていると思います。これから先のDXを推進する上で、どんな資格を取り、技術を磨かなければいけないかという話がお聞きできると思いますので、ぜひご期待いただければと思います。
また、本日は大分県商工観光労働部 利光部長様はじめ、ご来賓の皆様には大変ご多忙の中、ご出席誠にありがとうございます。

さて令和の時代も6年目を迎えました。元旦から、能登半島地震や羽田での航空機事故が発生し、予期しないトラブルが相次ぎました。
また、世界の情勢を見ても、ウクライナの侵攻がまだまだ長期化し、イスラエルの紛争や中国による海産物の輸入禁止、北朝鮮からのミサイル発射等、平和な世界を望む大多数の人の思いとは違う方向に進んでいる現実を目の当たりにしております。
また、気候変動や大災害を招く環境問題も、人類にとっての喫緊の課題になっており、その解決に向けても、総力を上げて取り組んでいかなければならないと考えております。
一方で、日本では少子高齢化、人口減少が進み、私達の周囲では人手不足が顕在化して社会に様々な影響を及ぼし始めていると言うふうに思います。

そうした中で、政府が急速なデジタル化を今、進めようとしておりますが、これは単に技術革新が目的だけではなく、そうしなければ我々の社会生活自体が守れなくなるという厳しい現実があるからではないでしょうか。
さらに、パンデミック、サイバーテロやランサムウェア、AIの使い方を誤れば、これらが我々にとっての大きな脅威になりかねません。

こうした世界の、また日本の置かれた情勢の中で今年が非常に重要な年になるだろうと思います。デジタル庁が今、主導で地方自治体のシステムの標準化、ガバメントクラウドへの移管をやる、今年がその正念場を迎えようとしています。

そして併せて、クラウドネイティブや生成AIといった最新のテクノロジーを駆使したIT環境への移行は、我々にとっても今後、避けて通れないと思います。この変化のスピードに対して、我々は対応していかなければならない状況にあるかと思います。
そして、我々情報サービス企業には、社会課題の解決、社会のニーズに最新技術を以て答え、DXを推進し、社会全体のデジタル化が求められています。

当協会も、ここ大分県で皆様方のおかげで活発な活動を行っておりますが、さらに大分県の課題解決、さらなる活性化、デジタル化を進めて、それとともに皆様方、各企業の発展に繋げていきたいというふうに考えております。

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